看護師メモノートの活用術

医療

はじめに

看護師に限らず、社会人1年目の方は仕事を覚え始める時期にメモを取っていることが多いかと思います。私も、1年目のとき、そして異動した今もメモを取っています。どうせメモを取るのなら、できるだけ有意義な方法を身につけておいた方がいいかと思います。

今回は、私の失敗談も含めながら、私のメモノート活用法を紹介していきます。

ノートは3冊持ち

私は仕事中ノートを3冊持ち歩いています。ちょっと持ちすぎかなって自分でも思うことがありますが、それぞれに役割があるため、とりあえず続けています。3冊の使い分けは次のとおりです。

①書きなぐりノート

1冊目は、先輩から教えてもらったこと、業務内容、処置の準備物品や流れなどを現場でとにかく書いておくための「書きなぐりノート」です。特にルールは決めずに、できるだけ聞き漏らさないを目標に使っています。このノートの使い方をしている人は多いかと思います。

②清書ノート

2冊目は、「清書ノート」です。仕事場でとにかく書き出した「書きなぐりノート」を見ながら項目ごとにまとめ直しています。これを見れば業務や処置をひととおり自分でできる!ということを目標につくっています。

また、ノートの1ページ目にインデックス(目次)と、ノートの後半ページに検査の基準値やよく使うスケール(GCSなど)を書いていて、いつでも見られるようにしています。

私は1年目のとき、この清書ノートをつくらなかったことで、とても苦労しました。1回先輩に教えてもらった業務を、必死で「書きなぐりノート」を捲って探すけどどこにあるかわからない、見つけても断片的にしかわからない…結局もう1回教えてもらう…みたいなことがしょっちゅうあり、先輩に叱られた経験があります。異動後は絶対に同じ失敗を繰り返したくなかったので、「清書ノート」をつくるようになりました。

まわりを見ていると、このノートをつくっている人もけっこういました。もしまだ書きなぐりノートだけで頑張っている人がいれば、ぜひ「清書ノート」の採用を検討してみてください。

③ToDoノート

3冊目は、「ToDoノート」です。ここには、勉強会などの日程や提出物の締め切り、業務やアセスメント中にわからなかったこと、先生のカルテを読んでいてわからなかった単語、やるべきことなどを書き出しています。これも仕事中に書き出すノートにしています。家に帰って見返し、予定関係はスケジュールアプリに、わからなかったこと・単語は調べるようにしています。

このノートに関しては「書きなぐりノート」に書いておいてもいいと思いますが、大切なことやちょっと気になったことが埋もれてしまってそのままになってしまわないように別々にしています。

まとめ

新人や異動初期は覚えることも勉強することも本当にたくさんあり、メモもたくさん取ると多います。今回紹介した「書きなぐりノート」と「清書ノート」の2冊は特におすすめします。仕事で疲れて帰って、わざわざ清書し直すのはちょっと憂鬱かもしれませんが、1日の業務を振り返る行動自体も、頭に定着しやすくなる行為です。記憶がフレッシュなうちにまとめ直しておけば、どんどん業務を覚えられ、自身にもつながるのではないでしょうか。

私が使用している3冊です。KOKUYOのソフトリングノートです。表紙がプラスチック製なので、ポケットに入れていても丈夫で、手持ちでも書きやすいです。A6サイズでギリギリポケットに入りました。リンク載せておきますので、参考までにどうぞ。

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