一般病棟とCCU ここが違う!

医療

4月からCCUに異動になりました

はじめまして。看護師のtsubasaです。今年で経験年数4年目になります。これまでの3年間は一般病棟(心臓血管外科)で働いてきましたが、4年目になるこの4月にCCUに異動となりました。

異動から3週間弱が経過して気づいた、一般病棟とCCUの違いを共有しようと思います。(*私の病院に限った部分も含まれるかもしれませんがご了承ください)

一般病棟とCCUの違い

現時点で「ここが違うなあ〜」と感じた点は大きく以下の3点です。

  • 重症度が非常に高い
  • 患者をしっかりとアセスメントできる
  • 医師が常にいる

重症度が高い

当然と言えば当然ですが、重症度は非常〜に高いです。もともと心臓血管外科病棟であったため、重症度の高い患者をみることには慣れていたつもりでしたが、やはりCCUに入室する患者の重症度はさらに高いです。

人工呼吸器やIABP、PCPSなど、生命維持に不可欠な医療機器を装着した患者がほとんどです。また、心肺蘇生後の患者などの入床先がCCUとなることも多いため、急変リスクとも隣り合わせです。一般病棟時代よりも「急変」というものを身近なものと捉えて、毎日緊張感を持って働いています。

患者をしっかりとアセスメントできる

重症度の高い患者が入室する分、総患者数は一般病棟と比べると非常に少ないです。日勤帯では、1患者に1人看護師がつくことができます。一般病棟だとありえないです(笑)(2人で7〜10人ぐらいみてました汗)

また、多くの患者にAラインが入っているため、動脈血圧を常にモニタリングでき、血液ガスを迅速・簡易に測定できます。そのため、さまざまな角度から患者の状態をアセスメントすることができます。

一般病棟時代は、日勤のはじめに患者さんの血圧を測ってショックバイタルに気づいて慌てる…なんてことも稀にありましたから、ある意味、急変がまさに「急に」襲いかかってくる場面もありました。

医師が常にいる

看護師にとっては(もちろん患者にとっても)非常にありがたいです。患者状態の微妙な変化=「急変の予兆」をすぐに医師に相談することができ、すぐに対応できます。時にはモニターをみていた医師が、看護師よりも先に気づいて対応してくれることまであります。

一般病棟時代、特に私の居た病棟では、医師はだいたい手術か外来か外病院での診察かで、病棟に医師が誰も居ない状況がふつうでした。看護師の間では「無医村」なんて呼ばれ方もしていました。もちろんピッチにかければ比較的早急に対応してくれますが、「患者さんのバイタルの変化ちょっと気になるけど急は要さないし、今すぐ先生に伝えるほどでもないかな」と悩む場面もよくあったので、今の環境は非常に助かっております。

まとめ

CCUはたしかに急変リスクは常に隣り合わせですが、常時モニタリングや医師の常駐のおかげで、急変の予防に努められています。ユニット・一般病棟に共通して言えることですが、急変時の早期対応は重要ですが、それ以上に急変を「起こさせない」ことが最重要です。

入室する患者の特徴や、医療・看護の環境が大きく異なるため、私自身まだまだ慣れと勉強が必要だと感じています。

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