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ドレーンとは
手術後などに、ドレーンという機会が装着されて帰ってくることがあるかと思います。
このドレーンとは何か?一般的に機械で陰圧をかけてあげて、ドレーンの管を入れている先から排液やエアを回収しています。では、その排液やエアを回収する目的とはなんでしょうか。
ドレーン挿入の目的
ドレーンを挿入する目的は、次の3つのいずれかに当てはまります
治療的ドレナージ
手術後などに、体内に溜まっている血液や滲出液などの排液を体外へ誘導する役割です。
そのほかには、心タンポナーデに対する心嚢ドレーンや、気胸に対する胸腔ドレーンなどが該当します。
予防的ドレーン
手術後などに体液が貯留すると予測される場合、その貯留を予防する役割です。
情報ドレーン
手術後の出血、エアリーク、感染などの術後合併症の情報をすみやかに発見する役割です。
まとめ
手術後にドレーンが入ってくるときは、直接的に治療の目的の場合もありますが、手術後の経過を観察するためや術後合併症を予防する目的の場合もあります。
排液の量や性状、エアリークの有無をきちんと観察し、異常がないかをアセスメントしていきましょう。
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