こんにちは!新人看護師さんも働き始めてそろそろ3か月が経ちますが、少しずつ慣れてきたころでしょうか?やることも覚えることもたくさんあるけど、何から手を付ければいいかわからない状態ではありませんか?
今回は、新人時代に勉強しておくべきことをまとめましたので、明日からの仕事に生かしてもらえればと思います。
何を覚えなければいけないの?
看護師の仕事をする上で覚えなければいけないことは、ズバリ ”業務” と ”病態” の2つです!
1日を通しての業務の流れを覚えなければいけません。それと同時に患者さんを受け持つわけですから、患者さんの病気についても理解していなければいけませんね。これを同時にこなさなければいけないから大変です・・・
業務の身につけ方
業務の流れや注意点を覚える方法から説明していきます。それはシンプルではありますが、
「先輩の言ったことをとにかくメモする」ことと「それを帰ってからまとめ直す」
この2つが最も重要です。時間ごとにラウンドをおこなう、何時に点滴を更新する、〇〇のときは□□する、などなど、とにかく業務を通して先輩からしなければいけないことをたくさん説明されると思います。それをその場でまとめている時間的余裕のない状況がほとんどなので、殴り書きでも何でもいいからとにかく思い出せるようにメモしておきましょう。そして、家に帰ってから、そのメモを項目ごとにまとめ直しましょう。
入院・退院や処置、手術などのイベントは覚えなければいけない業務内容が特に多いです。オススメのまとめ方は「準備物品」「手順」「カルテ作業」「注意点」でそれぞれチェックリストを作成しておく方法です。イベントのたびにまとめノートのチェックリストと照らし合わせましょう。やり忘れやインシデントを減らせますし、「何かやり残しがあるかも・・・」という漠然とした不安もなくなります。
また、最初の時期は、カルテの使い方やルールにも苦戦すると思いますので、こちらも先輩に教えてもらったことはどんどんメモしておきましょう!
病態の勉強
新人時代の勉強については、次の順番をオススメします。
- フィジカルアセスメント
- 部署特有の疾患・病態
フィジカルアセスメント
業務の中で毎日おこなうことは、「患者さんのバイタルサイン測定」ですね。毎日、患者さんの体温や血圧をみてそこからアセスメントしなければいけません。おそらく先輩方も、新人さんにはこのアセスメントをしっかりできるようになってもらうことを目標としているはずです。ですので、フィジカルアセスメントについては優先的に勉強していきます。
正常/異常値と、異常時の原因と対応をきちんと身につけましょう!
働き始めの頃は、血圧も体温も呼吸状態もすべて独立した “点” としてアセスメントしてしまいます。知識だけでなく経験も必要なので、これは仕方ないかもしれませんね・・・
ですが、最終的にはそれぞれの点をつなぎ合わせて “線” としてアセスメントできるようになりましょう。体系づけて考えられるようになると、アセスメントにも自信がついてきます!
これに関しても、先輩が知識と経験をもとにアセスメント方法を教えてくれる場面が多いと思いますので、きちんとメモしておきましょう!
部署特有の疾患・病態
フィジカルアセスメントがひととおり勉強できてきたら、次は疾患や病態についてです。アセスメントをおこなうときにも、疾患特有の症状などを理解できていれば、より正確なアセスメントにつながります。
また、外科病棟やICUなどで働いている場合は、先に全般的な周術期看護を勉強するのもオススメです。術後の管理や観察は、実践ですぐに生かすことができます。
フィジカルアセスメントや周術期看護のような、勉強してすぐに実践に生かせるものを優先的に勉強し、ちょっと遅れてでも疾患についての深い知識を身につける感じですね。
まとめ
新人さんは仕事に行くだけでもものすごいエネルギーを消費することでしょう。そのうえ勉強なんて・・・正直無理ですね(笑)
ですが、せめて業務内容の振り返りとメモのまとめだけはその日のうちにやってほしいです。状況イメージが具体的に思い浮かぶうちにまとめてしまわないと忘れてしまうんです・・仕事終わりに大変ですが、このひと苦労が明日を楽にしてくれます!
アセスメントや病態もできればその日のうちにしてほしいですが、あれもこれも大変なので休日でもオッケーかと思います。
ただし、先輩から「〇〇について勉強しとこうね!」と言われたときは早急に勉強し、できればその先輩にフィードバックしましょう。重要なことだから課題を与えられているわけですし、先輩に言われたことをできていないという状況に負い目を感じてしまうと働きづらくなりますからね・・・
何はともあれ、新人さんは職場に毎日出勤できているだけで偉いです!家に帰ってからはしっかり体を休めてあげてくださいね!
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